理学療法というのは、基本的な動作能力を回復させるために、理学的な種々の療法を施すものをいいます。また、この理学療法は、慢性の運動器疾患や手術後の患者が対象になります。 なお、理学療法は、作業療法とともにリハビリテーション医学の中心軸とされています。
理学療法には、次のようなものがあります。 ■身体各部を動かす運動治療 ■電気刺激療法 ■温熱刺激療法...など
離床というのは、外傷や病気でベッド上での治療・療養を余儀なくされていた人が回復し、ベッドから離れることをいいます。 特に高齢者の場合には、骨折や風邪、腰痛などによる臥床生活により、運動不足・易疲労性・体力低下などがもたらされ、そのまま寝たきり状態になりかねず、早期離床が重要となります。 なお、日本では、従来安静がすすめられ、早期離床の取り組みは遅れていましたが、近年開始されつつあります。