療育というのは、肢体不自由児の父といわれる高木憲次の造語で、具体的には、次のように定義されています。 ⇒ 「療育とは、現代の科学を総動員して障害を克服し、自活の途が立つよう育成することである」 ちなみに、遼は医療、育は養育・保育・教育を意味し、医療的配慮のもとで心身障害児(者)を育成すること、ととらえられます。
良肢位というのは、安楽な体位のことをいいます。 麻痺、拘縮、じょく瘡などがある場合には、麻痺側が下にならない、関節可動域との関係で無理な姿勢にならない、じょく瘡が直接ベッドに擦れないなどに注意し、必要に応じて枕、マット、座布団などを利用して安楽な姿勢を保ちます。
立位というのは、両足により立ち上がった状態のことをいいます。 具体的には、踵を接触させ、つま先は軽く開き、両足を平行にして立ち、両手を内側に向けた体位です。